優良産廃処理業者認定制度
優良産廃処理業者認定制度とは環境省が定めた通常の許可基準よりも厳しい基準に適合した優良な産廃処理業者を、都道府県・政令市が審査して認定する制度です。この優良産廃処理業者に認定されることによって、事業者にも様々なメリットがあります。
事業者のメリット
産廃許可有効期間の延長と書類の省略
通常産廃許可の有効期間は5年間ですが、この優良産廃処理業者に認定されると有効期間が7年に延長されます。産業廃棄物処理の法定手数料は高額ですから、このメリットはかなり大きいと思われます。また、許可更新の際の提出書類についても一部省略が可能になります。
排出事業者に対しての強いアピール
排出事業者は、自分が排出した産業廃棄物に対して、最後まで処理を監督する責任があります。処理業者が適正に処理を行わない場合は、罰則を課せられることもあります。排出事業者としては、安心・安全に産廃処理を任せられる業者と契約したいと考えるのは当然のことでしょう。そこで業者選定の際のアピールとなるのが、この優良産廃処理業者認定です。産廃処理業者を探す際には、HPを閲覧したり、環境省のHPで業者検索から探すことができますが、その業者がどれくらい適正に処理を行う会社なのかということまでは、なかなかわかりません。同じ処理を行える会社であれば、当然、優良認定を受けている会社を選びたいですね。公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団の運営する「優良産廃ナビ」では、全国の優良認定をもつ産廃業者を検索することができます。地域・廃棄物の種類・処理方法なども閲覧できますので、排出事業者に対して大きなアピールポイントになるのではないでしょうか。